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中高生をはじめとする少年の乱用が目立っています。 (警察官が容疑者を捕まえて、警察に連れて行くこと) された少年は996人いたそうです。 「友達にすすめられて」「みんながやってるから」など 友達に影響されて始める事が多いみたいです。 ちょっとした興味が、あなたの人生を壊してしまうことだってあるのです。 ここで、ドラッグについて少しでも知ってもらえたらいいなと思います。 | |
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〜薬物乱用って??〜 薬を、医療など本来の正しい目的ではなく、快楽を得る・やせられるなどの不正な目的に使うことを薬物乱用といいます。 スポーツの世界で問題になるドーピングも、一種の薬物乱用です。これも、良い成績のために不正に薬を使用していることになるからです ※薬物乱用〜覚せい剤やシンナーなど禁止されている薬物や化学物質を不正に使うこと。
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数多くある依存性の薬物のなかでも、日本国内で多く乱用されているのは、有機溶剤(シンナー・トルエン)と覚せい剤と言われています。その他にも、LSD・大麻・コカイン・ヘロイン・モルヒネなどたくさんの種類の薬物が乱用されています。 みなさんのなかには知らない人もいるかもしれませんが、アルコールやタバコも薬物の一種です。しかし、この2つは20歳になれば、飲んだり・吸ったりすることは他の薬物のように違法な行為にはなりません。 また、最近では、合法ドラッグ(今の時点では違法にならない薬物)が、インターネットなどで簡単に入手できるようです。エクスタシーやラッシュという種類のドラッグが多く出回っているみたいです。これらは、違法な薬物の化学構造を少し変化させて製造された薬物(デザイナーズドラッグ)ですので、心身に害があることには何ら変わりありません。みんな、合法という言葉にだまされてはいけないのです!! それと、みんなが安全だと思っている薬局などで売られている鎮痛剤や咳止めも、使い方次第では、強い依存性を引き起こしかねません。 (この下の表は、現在のものをそのまま使います。)
合同出版 関紳一 監修 P13の表引用しました。 出版社よりはがきにて許可取得 2月20日 ●ドラッグによる3つの作用とその種類 【興奮作用】〜コカイン、覚せい剤、一部の咳止め薬など
【抑制作用】〜有機溶剤(シンナー、トルエン)、麻薬、睡眠薬など
有機溶剤とは??→塗料を薄めるために使用される薬品 【幻覚作用】〜大麻、マリファナ、ハシッシュ、LSDなど
●呼び方(隠語)に惑わされてはダメ!!
薬物と知らずに使用して悲惨な結果にならないように、充分に注意ください!! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ドラッグがあたえる5つの害 (1) 急性中毒−一度に大量のドラッグを使用すると(体質によっては少量で)息苦しくなったり、心臓がドキドキしたり、脳の血管が破裂したりして急死する (2) 精神的依存−ドラッグが切れると、どうしてもほしくなり、なんとか手に入れようと探しまくる。これを「薬物探索行動」という。 (3) 身体的依存−ドラッグがきれると、体が震えたり意識が遠のいたり、体中に痛みが走るなど「禁断症状」をおこすようになる。 (4) 体へのダメージ−ドラッグによって体中がボロボロになる。特にシンナーなどの有機溶剤によるダメージは大きい。 (5) 精神へのダメージ−「幻覚」を見たり、無気力になる、突然わけのわからないことを叫ぶなど、正常な気持ちをとりもどすことができなくなる。 「ドラッグはキミをドレイにする」 リブリオ出版 P26から引用しました。 出版社よりはがきにて許可取得 2月20日
「薬物乱用防止パンフレット」 文部省体育局健康教育課 発行P4、5から引用 【フラッシュバック】 薬物をやめていても、脳には薬物の記憶が残っていて、少量の薬物でも幻覚や妄想が現れることがあります。また、飲酒やストレスなどごく小さい刺激によって突然、幻覚、妄想などの精神病の状態が再発することがあります。これをフラッシュバックといい、とても恐れられています。
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シンナーは本来、塗料や接着剤などをとかすために使用されています。 シンナーの蒸気を吸い込むと、肺から血液中に入り、全身をまわります。特にシンナーは脳に集まる性質があり、脳細胞を麻痺させてしまいます。シンナーを吸うと、お酒に酔ったときと同じような状態になりますが、アルコールよりも早く意識を失ったり、呼吸が止まったりすることがあります。 また長い間シンナーを吸い続けると、身体内部の臓器にさまざまな障害がおこってきます。とくに成長期のみんなには、背がのびない、筋肉がおとろえる、体重が減るなどの症状があらわれ、発育をさまたげる大きな原因となってくるのです。 シンナーの体への影響
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覚せい剤には、神経を興奮させ、眠気や疲労感が無くなり、頭がさえたような感覚にさせる作用があります。しかし、そういった効果は数時間で切れ、激しい疲労感や脱力感が残ります。また、脳の神経伝達をおこなう部分を破壊し、脳に障害をのこします。 覚せい剤は、非常に依存性が強く、耐性(薬の量を増やさなければ、薬の効果を得られないこと)もあります。乱用を続けると、幻覚や妄想があらわれ、錯乱状態になって、突発的に見ず知らずの他人に暴行を加えたり、なかには殺害したりするようなこともある大変危険な薬と言えます。 それと一度に大量の覚せい剤を体にいれると、急性中毒になり、意識を失い、脳出血で死亡することもあります。 そのほかに、体重が減る現象が起こります。覚せい剤には、食欲を抑える作用があります。これが、女子中高生の間で覚せい剤に手を出す原因になっています。しかし、覚せい剤には耐性があるので、初めは少しの量でも、次第に摂取する量を増やしていかなければいけなくなります。
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みんなのなかには、いつかは好きな人と恋愛して、結婚して赤ちゃんを産みたいなって考えてる人いると思います。「今は、誰にも迷惑掛けてないからいいでしょ!!」なんていう短絡的な考えでシンナーやコカインなどの薬物を乱用していると、将来生まれてくる赤ちゃんに異常がでてくる場合があるんです。 ある病院で、大麻をやりつづけたお母さんから生まれた赤ちゃんを調べたら、その7割近くもの赤ちゃんが、震えたり金切り声で泣いたり、麻薬の影響と思われる症状がでたという結果があります。 また、アメリカでは「コカインベイビー」が一年に10万人も生まれているそうです。「コカインベイビー」とは、妊娠中にお母さんがコカインを乱用したために、障害を持って生まれてきた赤ちゃんを言います。一般的には赤ちゃんは3,000グラムくらいの体重で生まれてくるのですが、コカインベイビーは1,000グラムもない体重で生まれてきます。だから、自分で息をしたり、お母さんのお乳を飲んだりする力もなく、保育器の中で、酸素や栄養を得るためにチューブにつながれていなければいけないのです。保育器からでられたとしても、手足がうまく動かせなかったり、悲しいとかうれしいという感情をうまく感じられなかったり、突然意味もなく大騒ぎしてしまうことがあったりと、たくさんの問題を抱えて生きて行かなければいけません。決して、自分が悪いのではないのに……。 自分のちょっとした好奇心で、何の罪もない子供に大きな「重荷」を背負わせるなんて、そんなことあなたにはできますか?
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ドラッグは、乱用している人の肉体だけでなく、精神にも悪い影響をおよぼします。健康な人では考えられないような、事故やけがにあったり、中には自殺をしたり他人を殺してしまったりと、私たちの社会全体に危険をおよぼします。ですから、危険な薬物乱用をなくすために、厳しい法律があるのです。
【ドラッグを禁じる法律のいろいろ】 a)覚せい剤取締法 神経を興奮させる作用のある薬、"覚せい剤"を持ったり、 b)大麻取締法 マリファナの原料となる大麻草の輸入や栽培、持つこと、 c)麻薬及び向精神薬取締法 ヘロインやコカイン、LSDなどの麻薬や医療目的でつくられた d)アヘン法 植物のケシの栽培やそれを元にしてつくられたヘロインを持つこと、 e)毒物及び劇物取締法 シンナーやトルエン、接着剤などの薬品の販売や吸うために
「ドラッグ、なぜワルい?」リブリオ出版 こどもの命を守る会編 P12から引用 出版社よりはがきにて許可取得 2月20日 | ||||||||||||||||||||||||
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自分の身を守るのは、自分しかいない。友達がもし、「ドラッグをやってみないか?」なんて声を掛けてきたときに、はっきりと「イヤだ!!」って断れる勇気を持ってほしいのです。断ったら仲間はずれにされるんじゃないかって思うかもしれないけど、ドラッグを誘ってくる友達は、本当の友達って言えるのかな!?反対に、「そんなことしてたらダメだよ!!」って、友達をドラッグの世界から助け出してあげるくらいの気持ちをもってほしいと思います。 (1) 理由をつけて断る ただ「イヤだ」というのではなく、「ドラッグをやって体をボロボロにしたくないから絶対にイヤだ!!」というように、ちゃんと理由も言う。 (2) あれこれ理由を考えずに同じ言葉を繰り返す 相手がいろいろな誘いの言葉をしつこくかけてきても、「とにかくドラッグは絶対やらないからイヤだ!!」と、壊れたテープのように同じ言葉をずっと繰り返す。 (3) きりかえす 相手の強引な誘いにもきっちり反論する。たとえば「どうしてそんなに気が小さいのさ?」と挑発するような言葉を相手に言われても、「そんなドラッグをやってまで気を大きくしたいとは思わない」と強くきりかえす。 (4)話題を変える 相手が誘ってきたら、わざとらしくなってもいいから、「昨日の○○テレビ、すごいおもしろかったけど見た??」と言って話を変えてしまう。
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なかなかそこから抜け出すのは難しいのです。 依存というワナが、どんどんクスリの強さをエスカレートさせ、 心と体をボロボロにしていきます。 危険なドラッグから自分を守りましょう! |
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