概要 ページの先頭へ |
覚えることは適当にできても、本当に理解しないと教えることはできない。そこで、実際に教科書を作ることを提案します。そうすればどこがわからないかを自分で理解することができ、内容を深められ、情報の選択ができ、そして後に残せます。
適する分野 ページの先頭へ |
社会、理科、保健、技術・家庭科、総合学習に最適です。それ以外の教科もありとあらゆるものに応用できます。
対応年齢 ページの先頭へ |
小学校低い学年においては、書く力をつける以前に、前提としての漢字、句読点、段落などを学ぶほうが優先されるであろうから、小学校高学年以上に最適であるといえるでしょう。
授業内容 ページの先頭へ |
通常の学習方法で、一通り教科書を終わらせる
時間があれば、一章を終了したらまとめとして教科書作りをすることも可能だが、時間が必要なので、おすすめは、中2ならば中学校1年生用の教科書を作るなど、一学年下の教科書を作るいう方法です。一年下ならば自分でもできるのではないかという自信がつきます。
範囲を区切ってそれぞれの希望者を募る
学力や学年、範囲に応じてグループでもよいし、個人でもよいでしょう。グループにすることで協力や分担の力がつきます。個人で行えば責任や、更なる達成感が味わえる。
それぞれが自分のパートについてインターネットや図書館にて調査
ここではまじめにやる人とやらない人の差が大きいので、完成品に参考文献をつけさせるとか、参考にしたアドレス一覧を付けさせるなどをしたほうがよいのではないでしょうか。先生のほうに時間があればログを活用してどのように検索したかを調べ、それを情報検索法を教える以前と以後に分けてどう変わったのかを研究するのも可能です。
教科書を作る作業
絵が得意ならば漫画を描いたりして、今までの形式を破るのもよいでしょう。Htmlなどのマルチメディア形式にして、自由にアクセスができるようにすれば、下学年への大きな遺産となる。
時間が余れば、その教科書を使って子供による子供のための一時間授業(ステューチャー)を行う
期待される効果 ページの先頭へ |
その教科が好きになる
自分の好きなところを深めることで、その教科の面白さがわかります。
情報の選択力がつく
これからの時代に最も必要な大量の情報の波に飲まれない方法を習得できます。
力がつく
自分がわからないと教科書は書けないから、理解する。友達が教えてくれるから楽しんでわかります。
後に残る
ペーパーテスト中心の授業では、後に残るのは、先生のノートを手書きでコピーしたもののみ(それにも意味がないとはいいませんが)です。教科書を作ることで、後輩が、先輩の作品を参考に勉強ができるのです。
表現力がつく
教科書作りは、自分の表現の一環です。AO入試や小論文で求められる学力の一つである表現は、今後重要になっていきます。自分の考察を入れた教科書で、自分を見つめることができるようになります。
その他 ページの先頭へ |
応用としては新聞作りなども考えらます。公開にするのならば著作権の問題も考えられます。もう少し深めて教科書問題(検閲など)とも関連させて教えればなおよいでしょう。
参考ホームページ、その他 |