考察
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考察



様々な「伝説の土地」を調べて(5つだけではありません。後日追加します)、「伝説の土地」はいくつかに分類できると思いました。
 A) 完璧なフィクション。想像の産物。
 B) 事実が元にあり、それが誇張・変化して伝えられたもの。
 C) 完璧なノンフィクション。事実。
例えば、
 A) (アトランティス)、シャンバラ
 B) ムー大陸、(エル・ドラド
 C) アガデ、トンブクトゥ
などが、それぞれ例として挙げられます。
またAの中にも「沈んだ大陸」「地底王国」など幾つかの大まかなパターンがあるように感じられました。

Aはどちらかというと夢物語といった雰囲気があります。沈んだ大陸に関しては分かりませんが、地底王国というモチーフははるか昔から存在するように思います(昔の創作などに登場したような記憶が。詳しい調査は後日)。一種の夢物語のような雰囲気ではあります。
映画「インディ・ジョーンズ」の影響で考古学を学ぶ人も少なからずいる、という話を聞いたことがありますが、昔の人も「古代」に「ロマン」を見出していたのかもしれません。

Bは、伝承の典型的な伝わり方をしていると思いました。口から口へ伝えられたり、(文字媒体の場合は)何度か写されそのたびに少しずつ変えられていったりしたのでしょう。

Cは存在したという確かな記録や証拠があり、また誇張されていないという確信がある場合(例えば公式文書ならば、あまりにひどい誇張はされていない場合が多い)なので、「伝説」とくくれるかどうか悩みもしました。
当然、きちんとした記録があればあるほど人々は信じやすく、探検隊が編成されたりしたのはCが多いようです。



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