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地理 政治 産業 「シバの女王」 |
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周囲には様々な国があった。 例えば、北方にはミナ王国、南方の海岸地域にはカタバーン王国、ハドラマウト王国などである。 これらの国々は、サバに従属していたらしい。 |
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初期は祭政一致の体制であった。 その後、マリクが(即ち「王が」)政権を握った。 |
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サバ王国は、香料貿易の集散地として栄えた。 当時の貿易の経路は、地中海からインド洋に至るものであった。 (*インドの香料をヨーロッパの人々が欲しがったというのは有名な話) |
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旧訳聖書やコーランに登場する。 シバというのはサバの別称であり(インドのシヴァ神とは全く関係ない)、つまり彼女はサバ王国の統治者の一人。 本名はマケダ、ビルキスなど諸説ある。 彼女は旧訳聖書に登場し、イスラエル王ソロモンの名声を聞き、難問を出して彼を試そうと考え、エルサレムを訪れたと記されている。 この時彼女が利用したイスラエルの港はエイラットという。 ソロモン王は、彼女の問いを全て解いたため、女王は彼に金銀宝石や没薬、乳香、白檀、信じられないほど大量の香料などを与えた。 その後、ソロモン王とシバの女王の間には子供ができる。その子はサバ王国で産まれ、後にエチオピア皇帝家の始祖となったと伝えられている。 真偽は不明だが、エチオピアに彼女の墓と言われる遺跡がある。 |