地震災害のメカニズム > 津波のメカニズム > 地形と津波 | ||||||||||
地形と津波 | ||||||||||
地震年表 |
津波の高さは海岸・海底の地形によって増幅されることがあります。有名なのはリアス式海岸のV字型の湾でしょう。このような地形の湾では、両岸が湾の奥に進むにつれて狭まるので、津波のときに湾の奥にエネルギーが集中し、非常に高い波となって大きな被害をもたらします。 そのほかには、静振(セイシュ)と呼ばれる現象があります。ふろに水を入れて湯かき棒でかき混ぜると、水面が規則正しく揺れ動きますね。静振はこれと同じようなもので、湾の水が規則正しく揺れ動く現象です。この揺れには湾の地形によって固有の周期があり(実際にいろいろな容器に水を入れ)、細長い湾の場合は
という式(√はルートと読み、同じ数どうしをかける、つまり2乗すると、√の中にある数となるような数のうちプラスのものを表す)で求めることができます(なぜこうなるのかは、高校で物理を勉強すると分かります)。 もし、水面の揺れが津波の押し寄せるタイミングと一致していると、共振という現象を起こして波の高さが数倍に達することもあります。(建築物の場合の共振)
© ThinkQuest@JAPAN2000 - Team 30295. All rights reserved. |