地震災害のメカニズム > 津波のメカニズム | ||||||||||
津波のメカニズム | ||||||||||
地震年表 |
1983年の日本海中部地震や1993年の北海道南西沖地震では、津波によって多数の人名が奪われました。また、1960年の南米チリ沿岸で発生したM9.5の巨大地震では、津波が約22時間かけてほぼ地球の裏側に当たる日本に到達し、142人が犠牲になりました。 このような津波を起こす地震は、海底の沈み込むプレートの境界で発生することが多くあります。この地震はプレートの境界の断層が急激にずれることによって発生するもので(プレート間地震)、起こったときに地表(つまり海底)の地形を急激(一般には一分以内)に変化させます(この地形が急激に変化した部分を、波源域といいます)。そして、そのときに隆起した部分が波の山に、沈降した部分が波の谷となって津波が発生し、四方八方に伝わるのです。 このことからもわかりますが、津波はいつも引き潮からやってくるわけではありません。沈降した部分が隆起した部分よりも手前にあるとき、津波は引き潮から始まりますが、逆の場合は上げ潮で始まるのです。
© ThinkQuest@JAPAN2000 - Team 30295. All rights reserved. |