傾きの観測 | ||||||||||
地震年表 |
地面のわずかな傾きの変化を調べるには、傾斜計という計器が使われます。傾斜計は地上の天気の変化や人工的な振動を避けて地中深くに置かれます。傾斜計には次の2つの種類があります。 ・水管傾斜計 2つの水槽を遠く離して置き、チューブでつないだ形になっているものです。もし、地面が傾くと2つの水槽の高さが変わります。しかし、チューブで2つの水槽はつながっているので、水が出入りし水面は常に同じ高さになります。このとき、それぞれの水槽の中に入っている水の量は変化するので、その変化がどれだけかを水槽の目盛りから読みとることで、どれだけ傾きが変化したかを調べるわけです。 水管傾斜計の難点は、横長のため井戸のように縦に穴を掘ったところには取りつけることができないことです。そのため、山のふもとから横に穴を掘ったような場所に設置されます。 ・振子式傾斜計 (製作中です)
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