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VAN法による観測


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VAN法は研究の中心となったVarotsos,Alexopouls,Nomicosの3名の研究者の頭文字から名付けられました。

異常行動による観測は、地震の前に発生する電気を動物が感じとり、それを人間が観察することで予知しようとする方法ですが、このVAN法は、人間が直接地面の電気を測定することにより予知しようという方法です。

観測方法はいたって単純で、地面に2つの電極を埋め、その電極間の電圧を測定することにより、その変化から前兆を見つけだそうという方法です。

VAN法のしくみ
図:VAN法のしくみ

ギリシャでは…

VAN法はギリシャで盛んです。1993年にはVANグループの予知を受け、ギリシャのピルゴス市は警戒宣言を発令し、住民は避難させました。この予知は成功したので以降VAN法の評価はより高まり、ギリシャ政府は公式にVAN法を地震予知法として認めました。

日本では?

日本も早い時期からVAN法研究が行われており、全国にいくかの観測点があります。以前に起きた大地震の前にも異常が検知されいます。 しかしながら、日本でのVAN法の研究では、ギリシャで観測されているような地震の前兆は検知されていません。その最大の原因として考えられるのは、観測のさまたげとなる工場や電車から漏れだしている電流が、ギリシャより多いということです。

日本の地震予知の手段としてVAN法を適用するのは不可能ではありませんが、ギリシャ以上の努力が必要でしょう。

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