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制震建築は耐震建築に地震エネルギーを吸収する知能と機能を付加するものでありますが、大地震に対しては必ずしも大きな効果を期待できないそうです。
例えば図のように建物の中に液体の入ったU型の器を置きます。地震が来て建物が横に揺れると、器の中の液体は、片方は上がり、もう片方は下がる。
次の瞬間、建物が逆方向に揺れると、液体はさっきと逆の方が上がり、もう一方が下がる。これが繰り返される。建物が揺れる方向と逆の方向に液体が上がるようにすると、液体の揺れが建物の震動エネルギーをうち消し、揺れが次第に収まっていく。
これが制震装置の簡単な仕組みです。もし建物の揺れと同時に同じ方向に液体が上がってしまうと、建物の揺れは増幅されてしまいます。
実際に用いられている方式の中にマスダンパー方式というものがあります。 これは、振り子をビルの頂上からつり下げたようなもので、地震の揺れに共振し、ビルの揺れを軽減するものである。
図:マスダンパー方式
また、地震発生時にすぐに地震の揺れを感知し、逆方向に建物を揺らして震動を打ち消す装置の技術も進められている。
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