人と微生物


体の中に住む細菌

   健康な人体には400〜500種類の細菌が共生し、外からの病原微生物に感染するのを防いで
  いる。腸内の細菌はビタミン類やたんぱく質の合成や消化を助けたり、腸内異常発酵を抑えたりす
  るなど重要な役割を持っている。
   しかし、宿主の抵抗力が低下したときや、本来住みつく場所以外のところに細菌が住み着いた時
  はその病原性を発揮し、感染症を引き起こす。
体の中に住む菌
鼻腔…黄色ブドウ球菌
(かぜのときの鼻汁の原因)

口腔…ミュータンス菌など様々

咽頭…肺炎球菌
(のどの抵抗力が弱まると炎症を
 起こさせる)

皮膚…アクネ菌など
(にきびのもと)

消化器…大腸菌、
    乳酸菌、ビフィズス菌など
(善玉菌は悪玉菌の働きを抑える)

泌尿器…尿道の下のほうに多少存在する

生殖器(膣)…乳酸菌
(膣内を清潔にする)
   子宮の中は無菌だが、出産の時に産道や空気中、人の手についている細菌が胎児に次々と感染する。
   生まれた時から常在細菌との共生ははじまっている。

   くらしの中では食べ物をつくるのに使われたり、薬をつくるのにも使われたりするなど、役に立
  つものもある。