病気〜食中毒〜
主な食中毒原因菌(病原性細菌)
サルモネラ
病原性大腸菌
腸内ビブリオ
ブドウ球菌
カンピロバクター
バシラス・セレウス
ボツリヌス菌
ウエルシュ菌
エロモナス
特徴
食中毒をもっとも起こしやすい細菌。感染すると死にいたることもある 大きさは約0.5〜2ミクロン。まわりに毛(べん毛)が生えていて、 活発に運動する。 細菌数が少ない時はほとんど害はないが、体内で100万個以上に増殖 すると食中毒を起こす。
症状
食後6〜72時間で発病する。ピークは12〜24時間 頭痛、吐き気、腹痛、下痢など。発熱して寒気を訴えることもある。
原因になりやすい食品
主に魚介類、肉類。また、その加工品などの動物性食品。卵
予防対策
食品はできるだけ加熱調理したものを食べる。食肉類の生食は避ける。 食品は5℃以下の冷凍冷蔵庫で保存するとある程度細菌の増殖は抑えら れる。
大腸菌そのものは腸内に常在している。注意が必要なのは100程度で も発症の可能性のあるO157やO26やO111やO128。
潜伏期間は3〜8日と長いが、10〜15時間で発病することもある。 腹痛、下痢、発熱など。頭痛、吐き気、嘔吐をともなうこともある。
食品全般。飲料水では井戸水が感染源になることもある。
熱に弱いため、加熱調理が有効。中心温度が75度以上で1分以上加熱 することが基本
塩分を好み、増殖のスピードも速い。食中毒の原因として発症件数が多い 大きさは直径約2ミクロン。形は少し曲がっていて、1つのべん毛と数本 の側毛をもっている。 塩分2〜5%でよく発育する。ほかの食中毒菌に比べて増殖のスピードが 速い。6月〜10月に多発する。
発病すると必ずと言っていいほど腹痛と下痢がある。上腹部に激痛を訴え る。頭痛、吐き気、発熱をともなうこともある。
塩分が多い魚介類、生鮮魚介類、野菜の漬物
熱に弱く、塩分のない10℃以下の低温だと増殖できない。 夏場の魚介類の刺身には注意。約60℃以上の熱で死滅する。
病原性が高く、菌がつくる毒素は耐熱性で100℃で加熱しても耐える。 世界中で見られるありふれた細菌。大きさは直径約1ミクロン。ぶどうみ たいな房状に集合して増殖する。吹き出物や化膿したところにも生息して いる。
食後3時間で発病、早ければ30分くらいで、遅くても6時間以内。 頭痛、吐き気、腹痛、下痢など。
もちやおにぎりなどのでんぷん質加工食品。卵焼きなども。
食事前、トイレの後によく手を洗う。菌が増殖しないうちに早く食べる。 5℃以下の低温で保管する。 皮膚にできものができていたり化膿したりしている人は食品を扱わない。 手あれのひどい人はそこに菌が住みつきやすいので注意が必要。
乳幼児の下痢や食中毒の原因として注目されている。 形はらせん状で両端に細長いひものようなべん毛がある。酸素濃度の低い ところで増殖する。(微好気性)
潜伏期間は2〜7日で、2〜3日続く。 下痢、腹痛、発熱など。頭痛や吐き気を訴えたり血便をともなうこともあ る。
鶏肉を主に、牛や豚などの食肉類とその加工品。鶏卵の生食や目玉焼きに も注意。
生食肉とほかの食品をいっしょに保存しない。食物は充分に加熱する。 乳幼児はペットとの接触を避ける。河川の水は飲まない。井戸水も煮沸さ せてから使う。
残り物のごはん類にそく繁殖し、増殖力が高い。
下痢型と嘔吐型がある。 下痢型は6〜15時間の潜伏期のあと、水溶性の下痢と腹部のけいれん、 腹痛が見られる。症状は1日続く。 嘔吐型は30分〜6時間の潜伏期のあと悪心と嘔吐、腹部けいれんや腹痛 を訴えることもある。 どれも症状は軽く、1〜2日で回復する。
穀物とその加工品。とくにこはん、おにぎり、チャーハンなどの残ったも の、再調理。乳製品
調理後は早く食べる。低温で衛生的に取り扱って保存する。
食中毒原因菌の中でもっとも危険。
食後12〜36時間で発症する。 頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛
魚介類、肉類、その加工品。とくに動物性食品
加熱殺菌が有効だが、毒素は死滅しないので注意。少量の細菌では発病し ないので、新鮮なうちに早く食べること。5℃以下の冷凍冷蔵庫で細菌の 繁殖を防ぐこと。家の中の清潔と害虫類の駆除も大切。
発育が可能な温度は15〜50℃くらいで、43℃前後でさかんに増殖す る。 中毒を起こす原因は増殖する時に発生するテンテロトトキシンという毒素 しばしば大規模な集団食中毒になる。
平均12時間の潜伏期をあと、症状が現れる。腹部膨張感に下痢と腹痛。 数日で自然に治るのが普通。
加熱調理後の食品全般
熱に強く、中には100℃で数時間加熱しても死なないものもある。 食品の中の細菌を増殖させない。加熱調理した食品でもできるだけ早く食 べること、すぐたべないものは5℃以下で保存して食事の直前に加熱する こと。加工食品は長い間保存しないこと。
食中毒原因菌としては新しいので、分かっていない点が多い。
下痢が主
生水、淡水に生息する動植物食品
淡水の中に常在するので、生水を飲まないのが1番。特に夏は注意が必要 魚介類は加熱調理してなるべく早く食べる。低温でも発育が可能な細菌な ので、冷蔵保存は信用できない。
予防対策は…?