CPU(中央処理装置)

 様々なコンピュータの計算というのはCPUというものが行っています。
 CPUも進歩しており、真空管からトランジスタ、IC(集積回路)、LSI(大規模集積回路)と素材や集積度の向上でどんどん良くなってきました。

 コンピュータはプログラム内臓方式といい、プログラムにメモリを読み込んでその命令を実行していく方式で動作します。

 CPUの構造は、ALU(演算論理装置)、デコーダ、レジスタ、プログラムカウンタ、制御部の5つの回路から成り立っています。

 速いCPUは、一度に処理できる命令やデータの量も多いので、一定時間にたくさん処理を行うことができ処理速度が速くなります。
 ただし、CPUだけ高速にしても入出力処理などの処理が遅れると、全体の処理としては遅くなるので注意してください。

 最近の技術進歩によってCPUの内部処理動作の速度はかなり速くなってきていますが、バスの転送速度やディスク装置との入出力などは、あまり速くなっていません。
 一般的にコンピュータ全体の処理速度を考えると入出力処理がネックになっています。特にプリンタへの印刷や通信処理などで発生します。独立していて後で処理してもいい場合、データ構造を利用して待ち行列にするのが一般的です。
コンピュータの内部構造