ローマの言いなり笛吹き王
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ローマを恐れ、たくさんの贈り物をしていた。そのせいで多くの国民の
不満をかっていた。ローマと国民の板ばさみになり 酒におぼれる日々を
過ごしていた。しかし、弟のキプロス王を見殺しにしたのをきっかけに、
国民の怒りが爆発。味方の少なかった、プトレマイオス12世は、ローマを
頼ってエジプトを出て行くことしか出来なかったのである。
ローマでは ローマの実力者、ポンペイウスのもとで再びエジプト王に
なるために計画をねっいた。そして、借金までして議員や軍人に賄賂を
おくり、援助を頼んでいたプトレマイオス12世は心身ともに疲れきっていた。
必死になって頼んだかいがあり、ローマ軍に守られ 王座に戻ることが
出来たプトレマイオス12世は今まで以上にローマにへつらうようになって
しまったのである。
王座に戻ってわずか4年で プトレマイオス12世は悩み多かった生涯に
幕を閉じた。