ミラボー

　　　　　　　　　　　名声を手に入れたが奪われた男

貴族の家で生まれた。若い頃は駆け落ちするなど、将来の活躍が少しも

見えない行動を起こしたが、一方では啓蒙思想の影響を受けた。

１７８９年の三部会で　第三身分代表として議員に選出され、貴族と

国王と対立した。また、第三身分の議員に勇気を与える存在でもあった。

雄弁家でもあり、議会では大活躍したが、一貫した主義主張がなく、

裏では自分自身の利益のためなら何でもやった。

１７９１年　国民議会議長に任命される。だが、革命が進むにつれ、自分の

立場が悪くなっていることに気づき、王家と通じ、疑惑をもたれながらも、

王権を維持することに努めた。

１９７１年周囲のものに何も気づかれないまま、病死してしまい　革命の

偉人を埋葬する。パンテオンにはじめて埋葬された。しかし　死後王室と

通じていたことが発覚し、遺体はパンテオンから引きずり出された。