平地や斜紋地(綾地)のどちらかの織り方の変化で文様か地組織から浮き上がってあらわされたものを包括して『綾』とよんでいる。 斜紋織にしたがって構成される幾何学的な織文様は自由で流麗な線を織り出すことを可能としたため、さまざまな文様、スタイルができた。三枚綾、四枚綾、五枚綾などは幾何学的な斜紋織の代表で、三枚綾は経緯糸のいずれかが二本浮いて三本沈むといったように規則的に織られていく。


 

 

平織

綾織

繻子織