| 今の一寸法師あらすじ |
現代『むかし話』として親しまれている一寸法師のあらすじです。
「知ってるよ」という方は読み飛ばしてしまってもかまいませんが、古文版と現代版の違いを
より詳しく発見するために、一度目を通しておくと良いかも知れません。
| >>>今の一寸法師あらすじ |
むかしむかし、ある所に、小指ほどの小さな赤ん坊が、おじいさんとおばあさんに育てられておりました。
おじいさんとおばあさんはその子が一寸ばかりしか背がなかったことから、一寸法師と名付け、かわいがりましたが、一寸法師はさっぱり大きくなりません。
あるとき、一寸法師は、京の都へ行ってみたくなり、おじいさんとおばあさんに許しをもらって、家を出て行きました。
京へ着き、しばらくすると、一寸法師は、あるお屋敷のお姫さまの遊び相手としてその家に置いてもらうことになりました。
ある日、お姫さまが清水寺へ行きお参りをするというので、一寸法師は姫のおともをすることになりました。
しかし、そこへ鬼が出て、清水寺へのお参りの帰りに、お姫さまを連れ去ろうとしたのです。
そのとき、一寸法師が飛び出して、鬼の目を針でえいっと刺しました。
鬼はとても驚き、とうとう逃げていきました。
後には、打出の小槌という、打てば願いごとがどんなものでもかなうという宝物が鬼の落し物として残されていました。
お姫さまが、打出の小槌を「一寸法師よ。大きくなれ、大きくなれ」と打つと、一寸法師の背がぐんぐん伸びて、やがて普通の人の背を持った立派な若者に変身したということです。
めでたし、めでたし。
| >>>今の一寸法師あらすじ |
現代版、『むかし話一寸法師』のあらすじは確認できましたか?
それでは、これから古文版一寸法師の読解へ向けて、古文版の一寸法師を読んでみましょう。
現代語訳か、あらすじに目を通してからの方が分かりやすいと思いますが、単語の意味は調べられるので、原文から果敢にトライしてみるのもOKです。
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