しかし、そのうち催眠術を使わなくても、会話をするだけで、過去を思い出し、症状がやわらぐという事ができるようになりました。アンナ自身でこれを「トーキング・キュア(談話治療)」と名付けました。
そこからフロイトはヒントを得て、どんなささいな事でも、 頭に浮かんだ事をなんでも話す、という「自由連想法」という治療法を考えました。
「ヒステリー患者は過去に苦しめられる」と考えました。忘れられた過去に原因があり、ヒステリーという症状がうまれます。なので、その過去を思い出す事により、症状は消えるのです。