抑圧について


心的過程が無意識から意識にのぼってくる事に反抗して、意識上に現れず、無意識の中でとどまっている事があります。 無意識の中で病気の症候を形成し、「抵抗」という形で現れ、抵抗によってわかる心的過程が「抑圧」と呼ばれます。


「抑圧」が起こるまでの過程ですが、「抑圧」のもととなる心的過程は初め、 無意識の中にとどまっていて、そこには心的興奮が多くあり、それは意識の中に行こうとします。

しかし、意識に行くまでにはその間に“前意識”と呼ばれる場所があり、
そこを通過しないといけないのですが、その前意識に入る事すら、 検閲をえないといけなく、気に入られない心的興奮は前意識にすら入る事は出来ません。

なので、前意識にすら入れなかった心的興奮は、“意識”にはほど遠くなります。これを「抑圧された」と呼びます。