L.V.Beethoven

 

作曲家名:ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン

生没年:1770-1827

出身地:ドイツ ボン

 

ベートーヴェンの肖像画

 

<ベートーヴェンの音楽って・・・>

ベートーヴェンは音楽を芸術だと言った最初の音楽家である。

彼以前にもバッハやモーツァルトといった大作曲家は存在するが、

彼らは求めに応じて優秀な製品を提供するだけの音楽を商品とする「職人」であった。

西洋において芸術とは常に前進するものであり既存のものとは異なったものでなければならないと考えられている。

ベートーヴェン以降の音楽ではそれぞれのスタイル、オリジナリティーが非常にはっきりしてくる。

また、このことは商業音楽と非商業音楽(芸術音楽)が分岐する点にもなっている。

それまでの音楽は心地よい状況を作り出す道具としての商業音楽であり、

芸術音楽はそれを聴くことによりいろいろなことを思い及んだり、人生についての示唆を与えるものとなっていった。

<ベートーヴェンってこんな人>

彼は背が低く、縮れた毛髪、小さな瞳、頭が大きく、デコッパチ、大きな鼻に突き出た下唇、首も太く、猫背である。

決して美男とは言えなかった。また、不器用で鈍重なところがあった。

そのくせにせっかちで高く割れるような大声で笑う癖があった。

当時の彼は、素敵なところが全く無く、歯をむき出して笑う猿のようだったと言われている。

しかし、作曲の時には印象が変わり、目は火花を散らし、その小さな体が巨人のようであったと言われている。

身の回りには無頓着で洋服にもあまり気を使わなかった。浮浪者と間違えられてブタ箱に泊められたこともあった。

機嫌がいいとタライに水を張り、服を着たまま水を頭からかけ・・・これが彼の入浴方法であった。

彼は、膨大な収入を得ていたにもかかわらず、いつまでも金銭に執着していた。

一般的にがめつい男とされている彼だが、実は再婚に失敗し貧しい生活を送っていたかつての恋人に

送金し続けるためであった。

彼女の子供がベートーヴェンの子供であったという説もある。

 

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