ベートーベンの恋路物語 つづき

1789年フランス革命が起こりました。そこで内乱鎮圧に立ち上がったのはナポレオンでした。ルードヴィッヒはナポレオンを英雄の中のの英雄とたたえ彼のために曲を作ろうと決心しました。ある日、ルードヴィッヒが曲作りに励んでいるとある知らせが舞い込んできました。「ベートーヴェン大ニュースだ!ボンのヴェーゲラーとエレオノーレが結婚したぞ。」ルードヴィッヒは大変ショックを受けました。「エレオノーレ〜〜〜僕を待っていてくれると信じていたのに。」ルードヴィッヒの夢は泡となり消えました。

落ち込むのもつかの間、ルードヴィッヒはまた、ピアノに打ち込みます。そして、またもや伯爵夫人に娘にピアノを教えてほしいと頼まれました。そこで出会ったのが、姉妹の姉・テレーゼと、妹・ヨゼフィーヌでした。その姉妹は大変美しく、ルードヴィッヒは姉・テレーゼに恋をしました。

 

「愛おしい人、テレーゼにこの曲を・・・」こうして、名曲「エリーゼのために」が作られました。ルードヴィッヒは、テレーゼといるととても幸せでした。毎日が楽しみで仕方ありませんでした。そんなある日、テレーゼから手紙が届きました。楽しみにそれをあけると、中には・・・・・・ルードヴィッヒが今までテレーゼに宛てて送った手紙が入っていました。そう・・・テレーゼはルードヴィッヒとの交際が原因で修道院へ入れられてしまったのです。2人の間には、身分の違いという大きな壁があったのです。2人の関係が、テレーゼの父親にばれてしまったのです。こうして、テレーゼとのつかの間の恋は、幕を閉じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★詳しい恋路については、不滅の恋人への手紙でも解説しています★

 

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