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ベートーヴェンの恋路物語 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、貧しい音楽家の家に生まれました。飲んだくれ父ヨハンは、金儲けの為にルードヴィッヒにピアノを教え込みました。父ヨハンは、ルードヴィッヒに指の皮がむけて血がにじみでる程、練習させました。練は、あまりにも辛いものでしたが、ルードヴィッヒは母マグダレーナに心配 をかけまいとつらい練習にも耐えました。それに、ルードヴィッヒは、ピアノを弾くのが大好きでした。父ヨハンは、次々と音楽仲間を連れてきては、ルードヴィッヒにあらゆる楽器を教え込みました。ピアノ、ヴァイオリン、オルガン・・・でも、先生はみ〜んな飲んだくれの父の友人でした。そんなある日、ルードヴィッヒ11歳、初めての演奏旅行でオランダに行く事になりました。そして、ルードヴィッヒは、親戚のおばさんの案内で、たくさんのサロンをまわりました。しかし、その音楽を理解してくれる人はいませんでした。それにも屈しず父ヨハンは、ルードヴィッヒを有名にさせるため、売り込みに励みました。そして、ネーフェ先生という方に出会い、先生の助手として宮廷楽団員の 一員となり、お給料ももらえるようになりました。もちろん、心優しいルードヴィッヒは母マグダレーナのために家につぎ込みます。しかし、父ヨハンはそのお金すら、お酒 に使ってしまうのでした。ある日、ルードヴィッヒはフランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラーに出会います。ルードヴィッヒ12歳、ヴェゲーラー17歳でしたが、とても気が合いました。そして、ヴェ ーゲラーの紹介で、ある家にピアノを教えに行くことになりました。そこで出会ったのが、エレオノーレでした。ルードヴィッヒは、エレオノーレに想いを寄せるようになります。
しばらくして、ヴェーゲラーは、ウィーンに行くことになりました。大好きで信頼できる友達・・・その別れはつらく、悲しいものでした。しかし、そんな悲しみさえエレオノーレは埋めてくれました。
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