なぜ発展途上国で感染者が多いのか??

 エイズの拡大によって、発展途上国(特にアフリカ)での平均寿命が急激に下がっています。
 エイズの大きな特徴(とくちょう)の一つが、感染しても初期症状がない、ということです。つまり、もし感染した母親がいたとしても、感染に気づかず、その母親の子どもにHIVウィルスの入った母乳が与えられれば…?
 エイズ感染の30%を占める母親からの感染。しかも、先進国では8%。ということは、発展途上国では50%以上が原因が母親からの感染なのです。

 また、エイズは延命措置をおこなうことが可能ですが、薬も満足に買うことのできない国では感染がわかってもどうすることもできずに延命できずに亡くなっていく人が後を絶ちません。

 母親への教育がなされていないことで、大きな感染が広がってしまうのです。発展途上国には、適切な教育が大事な要素(ようそ)の一つです。



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