オゾン層破壊

原因と現状

 地球の大気の上にはオゾン層という、有害な紫外線(しがいせん)を地球から守る層があります。そのオゾン層が、フロンガスから出るフロンによってオゾンが破壊されることで、オゾン層にオゾンホールという穴が開くといった現象が起きます。これがオゾン層破壊です。
現在最もひどいのが南極上空で、衛星写真(えいせいしゃしん)で見るとその穴をはっきりとみることができます。

 オゾン層破壊の仕組みは下のようになっています。
オゾン層破壊の仕組み (1)
紫外線によってフロンから塩素原子(えんそげんし)が離れる
(2)
塩素原子とオゾンが反応してオゾンが破壊される(酸素と一酸化塩素に分かれる)
(3)
一酸化塩素と酸素原子が反応して酸素と塩素原子になる
  ↓
このうち塩素原子はまたオゾンと反応してオゾンの破壊が繰り返される

問題点

 人間の体に大きく影響します。皮膚がんなど。オーストラリアなどでは、子どもの外出時にサングラスをかけさせるなどの対策をとっています。

対策

 フロンガスの使用は1996年以降全世界で禁止となりました。





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