砂漠化
毎秒サッカー場1つ分…これは、緑が砂漠に変わっている数値で最もわかりやすく皮肉なものです。世界で年間約600万Haの土地が砂漠化、すでに35億Haの農地が砂漠化したと推定されています。
砂漠化というのは、気候の変化や人間活動の結果起こり、植生の破壊され、土壌が劣化することを言います。上の数値からもわかるように、砂漠化は急速に進行していて、特に発展途上国での砂漠化は深刻なものです。
アフリカにサヘル地方というところがあります。人口の増発によって、多くの人口を支えるため、過剰なヤギや羊の放牧をした結果、多くの緑が失われ砂漠化がひどく進んでいます。 ヤギや羊は植物を根っこから食べてしまうので、一度食べられると緑が戻るには相当の時間がかかるのです。
また、灌漑農業の導入により、砂漠化と共に塩害があらわれている地域もあります。
緑を戻そうと思っても、砂漠ではあまり植物は育ちません。
大人口をまかなうための放牧をしなかったらその地域の人々の生活が困難になります。
砂漠で育つ植物の研究(現在中国などでこの研究が盛ん)