技術協力とは、国づくりの基礎となる「人材育成」のため、技術や方法などを伝え、それらが国内に普及し経済や社会が発展することを目的とした経済協力のことをいいます。
具体的には、
日本への研修員の受け入れ
日本の専門家の派遣
機材供与
プロジェクト方式技術協力(上の三つを組み合わせたプロジェクト)
海外青年協力隊の派遣
開発調査
などに分類され、国際協力事業団(JICA)を通じて実施されています。
中国における技術協力として、主に
@環境保全、A貧困や地域間の格差の改善、B市場経済を安定させるための研修員の受け入れや専門家の派遣、が行われています。
また、派遣された専門家は中国政府からの高い評価を得ていて、「長城友誼賞」など多くの賞を受賞しています。
そして、青年海外協力隊は地域住民とともに改善が必要な地域の発展にも協力しています。さらに、この技術協力によって得た技術などを広く中国国内やそのほかの国へと普及させるための取り組みも行われています。
中国への具体的な技術協力 (2000年度末までの累計)
研修員受け入れ 1万1829人
専門家派遣 4429人
機材供与 223億1070万円
プロジェクト方式技術協力 50件
海外協力隊派遣432人
開発調査 138件
この他にも一万人を超える青少年への奨学金の支給や、日本の地方自治体による技術協力も行われています。
(二国間供与/2000年/単位:百万ドル)