中国の祝祭日には西暦のものと旧暦のものがあります。
また、公式な祝祭日の他にも様々な行事などがあり、種類も豊富です。
それらの中から主なものを紹介します。
北京での春節の風景
春節(2002年は2月12日・2003年は2月1日でした。)
正月とも呼ばれ、日本のお盆とお正月をたしたような感じの、一年で一番大きな祝日です。竜など飾りとともに街をねり歩いたりする行事も行われます。日本でいう旧暦に基づいて日にちを決めるので、西暦による春節の日付けは毎年違います。

端午節(2002年は6月15日・2003年は6月4日でした。)
旧暦の5月5日に行われ、「屈原」という中国古代の政治家を記念した日です。
この日、中国の家庭ではチマキを食べるという事が慣例となっています。
また、ドラゴンボートの大会も各地で毎年行われ、船の先に龍の首の飾りを付けた小舟(竜船…ロンチュウ)に乗っていくつものグループが競漕します。
チマキ(横浜中華街にて撮影)

最近は世界各地から参加する選手も多いそうです。
また、中国には端午節に泳ぐと病気をしないという言い伝えもあるそうです。

中秋節(2002年は9月20日・2003年は9月11日でした。)
旧暦の8月15日は中秋節と呼ばれ、古くから中国ではお月見をして月餅(げっぺい)というお餅を食べる習慣があります。月餅とは、蓮の実のアンに塩漬けしたあひるの卵が入ったお饅頭です。中秋節の夜には一家でごちそうを食べ、お月見を楽しんだ後、子どもたちは動物や金魚の形をしたちょうちんを持って街へと出かけていきます。

臘八節
旧暦の12月8日に行われる、仏教に基づく祭日で、釈迦が12月8日に悟りを開いたことに由来していて、地方によっては一年の豊作を祈るため、僧侶を中心に「臘八」という8種類の穀物で作ったお粥を食べる習慣があります。
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