  その24
Winny騒動2
前回コラムで述べたとおりWinnyの騒動は非常に大きな影響を様々なところに及ぼしてきました。とりわけ一番多き影響だと思われるのが世論の反応だと思われます。今まで著作権というものはその成立の複雑さゆえにいままでこういって表立った形になることはありませんでした。しかし今回の事件の影響でテレビなどでも報道されるようになり、著作権に関して一般的に普及がなされるであろうと思っていました。しかし今回の事件の報道は至極あっさりしたもので”著作権違反”という一言でくくっておりその著作権という存在がどのようなものであるかまで言及していたものが非常に少なかった印象があります。そのためいつの間にかこの事件はもう報道されることもなく、インターネット上で”P2P”に関して詳しい人たちのの議論のときに用いられる程度のことになってしまいました。果たしてこのようなことを繰り返していて著作権への正確な理解が得られるのでしょうか?僕はこのようなことを繰り返していてもやがてはまた同じような事件が起こるのではないのかと思います。事件の報道も重要ですがもうすこしこの”著作権”というものの価値を考えると著作権というものも、もうすこし報道されてしかるべきものではないのかと思います(猪口)
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