  その21
情報化と著作権
いままでこのサイトは”著作権”を守るということに重点を置いて説明をしてきました。確かに著作権というものは本来守られなければならない代物ですが、しかしここでなぜここまで著作権というものが注目されてきたているのに浸透していかないかということについて考えてみたいと思います。そもそもの始まりは”インターネット”と呼ばれるコンピューターネットワークの発展が原因でした。このインターネットという代物は旧来の閉鎖的なコンピューターネットワーク、パソコン通信と異なり、非常に広く、世界までをカバーしたネットワークでした、これはもともと科学研究者との間で研究情報を共有、交換し、やり取りするためのものでした。
さて、ここまでで一つ考えられることは本来の意味でのこのインターネットワークというものは個人の所有権というものとはまったくかけ離れたことを念頭に置いて考案されたものではなかろうかということです。
つまり、このインターネットネットワークという存在は実は”著作権”という概念から遠くかけ離れた存在ではないのかという事も考えうるのです。これが今日”著作権”というものが社会に浸透しにくいの原因ではないか?と痛切に思うわけです
次回に続く(猪口)
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