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滑走路のお話


滑走路というのは、もちろん飛行機が飛び立つ長い道のことです。
飛行機が滑走路まで行くまでのカーブしたりしている道を誘導路と呼びます。




さて、滑走路にはいろいろなものが設置されています。その中の一つにライトがあります。
夜の空港に行ったことのある人は、滑走路がとてもきれいなことが分かるのではないでしょうか。
滑走路は飛行機が着陸する所であり、暗いととても危険です。そこで、ライトが置かれて
います。一色だけではありません。それぞれの色によって役割があるのです。




たとえば、誘導路にはのライトが多用されています。のライトは誘導路の中心線を
パイロットに示していて、のライトはその誘導路の縁を示しています。
夜はこのライトがないと無事に滑走路にたどりつけません。この他、滑走路のライトは
白、などがいろいろな組み合わせで使われています。とっても重要なものなのです。




この他にもまだまだ重要なものがあります。その一つを紹介しましょう。




滑走路の端に書いてある上のような白い文字を見たことはありませんか?
これは単なる絵ではなくて、全部にちゃんと意味があります。




まずaです。ここは「34」という数字と「R」というアルファベットに分けることが出来ます。
「34」という数字は、その滑走路が向いている方角を示しています。




上の図のように、北を0度として時計回りに360度まで数字をふって、その頭の2文字を滑走路
の表示に使っているのです。しかし、それだと滑走路が平行に並んでいる場合は同じ表示に
なってしまいます。そこで区別するためにつけられたのが「R」などのアルファベットです。
「R」で右側、「L」で左側「C」で中央、などのように区別され、とても分かりやすくなっています。
これで次から滑走路がどの方角を向いているかが分かりますね。




次にbについてです。横断歩道だと思った人、違います。このシマシマの正式名称は
滑走路末端標識と言い、要するに滑走路の一番端を表しています。飛行機は
この滑走路末端標識より奥に着陸しなければなりません。




最後にcについてです。さきに述べたように飛行機は着陸する際、bの滑走路末端標識より
奥に着陸しなければなりません。しかし、操縦を誤って手前で着陸してしまったときのために
このようなものがつけられています。これを「過走帯標識」と言います。この過走帯標識には
種類があり、上の滑走路の図のような模様のものは、強度が滑走路より弱いことを示しています。



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