小野小町 |
■口語訳 かなえられぬ恋の思いにうちしずみながら、 降りつづく雨をぼんやりながめ暮らしているうちに,わたしの美しさも、 その花の色のように、こんなにおとろえてしまいました。 |
■作られたワケ しかし、業平はそのことを知りません。 そのことを嘆いてこの歌を作ったそうです。 |
■作者プロフィール 平安時代のはじめ、女官として宮廷に仕えていたといわれています。 たいへんな美人で、その美しさは着物をとおしてしてかがやいたそうです。 和歌にもすぐれ、六歌仙・三十六歌仙のひとりです。 |