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その後生まれたのが、ヒンドゥー教なのですが、実を言えば、ヒンドゥー教はバラモン教といえます。というのも、ヒンドゥー教の中心には、きちんとあのカースト制があるのです。時がたつと、カースト制の周りに、何かがぶよぶよとくっつき始めました。それは何か・・・答えは、人々の生活習慣です。私たちにも見に覚えがあるでしょう。「夜中につめを切ってはいけない」「9時を過ぎてから口笛を吹くとドロボウさんが来るよ」。そのようなことは、別にあること自体がふつうなので、特にイヤだと感じたことはありませんよね?そんなものが、たくさんたくさんカースト制の周りにくっついてしまったのです。
そうしてうまれたのがヒンドゥー教です。人々は、自分たちの生活習慣にたいしてイヤだとは感じないので、中心にある悪いもの・・・=カースト制が見えなくなってしまっているのです。なので、ヒンドゥー教は、最も日常に近い宗教で、生活習慣ですから、教科書も無いわけですね。ちなみに、神様は二人いて、『シヴァ神』と『ヴィシュヌ神』がいますが、これまた生活習慣から生まれているので、神様はもっと数え切れないほどいるわけです。

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