宗教。
この言葉を聞いてみなさんはどのようなことが思いうかびますか?
なんだか入り込めない、分からない、と思ってはいませんか?

日本には、お正月があります。神社に初もうでに行きます。お守りを買ったりします。クリスマスがあります。クリスマスツリーをかざって、プレセントをもらいます。実はこれらもりっぱな『宗教行事』なのです

しかしみなさんは、何とも思わずにこれらの年間行事をやっています。日本の場合、宗教とは、あまり強く意識するひつようがなく、昔からあるものと受け入れているものなのです。このような宗教こそが、日本の『文化』の一部です。

ここで、キリスト教やイスラム教の国を見てみましょう。かれらは生活に深く『宗教』がはいりこんでいます。生きていく上で、支えとなるもの、考えの基本となるものが『宗教』なのです。これもまた、『文化』の一部です。

つまり、『文化』の中には必ず『宗教』という考え方があるのです。そしてそれを知ることが、国の『文化』を知る一番の近道といえるでしょう。

何かを信じているということは、とくべつなことでも何でもなくて、わたしたちと変わりはないということです。だれでも何かを信じて生きています。そして、宗教は時に人々に大きな力をあたえます。みんなで同じものを信じることで、強くなれます。苦しんでいる人には、生きていく力をあたえます。

世界中には、わたしたちの考えているよりもっと多くの宗教があります。内容がちがっても、成り立ちにおたがい関係があるものもあります。『宗教』は、国と国どうしをむすんだり、ちがいを表したりします。とても大きな意味合いがあるのです。その意味合いとはやはり、『宗教』は『文化』の中にあるということでしょう。くりかえしになりますが、『宗教』を知れば、そのちいきの『文化』が見えてきます

広くて深い宗教ですが、むずかしいと決めつけて遠ざけるのではなく、このウェブページを見て、少しでも何かを知るきっかけになれればうれしいです。入門書の気分で、ごらん下さい。

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