しかし、これだけでは終わら
ないんじゃ。くせものは、この
神官
じゃ。神官は、神に仕える人たちで、坊
さんみたいなもんじゃな。
神官たちは、いつ下の人たち(武士、庶民など)に負けるか、すっごく不安だった
んじゃ。彼らには力はない。ただ神に仕えて信じるだけじゃからな。だから、自分たちの神である
バラモン
を、自分たちだけじゃなくて
庶民や武士も信じるようになれば、その神に仕える自分
たちも安心できる
と考えたんじゃ。
なかなか考えるのぉ。
次へ→
インドの
カースト制
は、神官が一番じゃったん
じゃ。次に、武士と貴族。やっぱ
り国を守る力とお金を持った人たちは
えらいんじゃ。そして庶民(しょみん)。こ
れはいわゆる農民じゃ。ほとんどがこれで
神官や武士・貴族はほんの数%だったん
じゃ。そして、一番下の奴隷(どれい)は、
「人間以下」とされて、それはもうたくさん
働かされたんじゃよ。悲しいのぉ・・。
これに対してどう思うかね?
君。
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