index / 遊びの民/ 太陽にすかして見えるのは血潮? |
||||
![]() |
![]() |
![]() |
||
|
||||
太陽光自身にはすべての色が含まれています。しかし空気中を進むにつれて浮かんでいる小さな浮遊物に当たり、しだいに青などの散乱されやすい色から見えなくなっていき、地上に届くころには黄色になっています。 夕方になるにつれ、下の図のように昼間より空気中を長く通るようになり、比較的散乱しにくい黄色も散乱し、オレンジ色だけが残るため、夕焼けはオレンジ色に映ります。 ![]() 夕焼けがきれいに見えるときは、空気が澄んでいるのではなく、それだけ空中に浮遊物が多いという証明になります。 |
||||
|
||||
太陽にすかすと血潮が見える・・やなせたかしさんの作った歌で有名なフレーズですが、これは血液が透けて見えるだけではなく、太陽光線が体内を通ることにより、空気中を通るのと同じような効果がおき、体液が黄色を散乱させるため、残ったオレンジ色だけが通過し、赤く血潮のように見えます。つまり夕焼けと同じですね。 ミルクを入れたコップを太陽にかざしても、同じようにオレンジ色に見えます。 |
||||
|
||||
トンネルに入った時に付いているオレンジ色のランプ、「ナトリウムランプ」がオレンジ色をしているのも、排気ガスで視界が悪くなってもオレンジ色なら散乱しにくく、光を届けることができるためです。 そのほか雪がよく降る北海道では、街頭の明かりもナトリウムランプにかわりつつあるそうです。 |
||||