大陸のその後






全ての大陸が再び集合し、超大陸になる

 大陸の分布はプレートを動かすマントルの動きによって決まっているのですが、その昔の様子を推定すると、1億5000万年前には日本は朝鮮半島と合体していました。アフリカとユーラシア大陸も、すべて合体して1つの大陸だったのです。これを超大陸パンゲアといい、国語の教科書などに出てきて知っている人もいるかもしれませんね。

 この大陸移動説を初めて唱えたのがドイツのウェゲナーという人でした。アメリカとヨーロッパの地層を調べたウェゲナーは、化石などに共通点を見つけ出し、「昔、アメリカ大陸とヨーロッパはくっついていたのではないか?」と考えました。
 しかし発表した1900年当時には「大西洋には昔大陸があり、それがマントルに入り消滅した」という説が有力だったため、全く聞き入れてもらえなかったそうです。

 その後1960年ごろになり、やっとまた別の研究からウェゲナーの説が正しいのではないか、と復活をとげます。1980年代まで諸処の論争の末、やっとウェゲナーの大陸移動説は認められたのです。
 あたりまえのように思うことでも、最近まで判っていなかったり、未だ判らないことも多いんですね。

 このように大陸が移動することを「プレートテクトニクス」と言います。(*1)

 そしてこれは過去だけのことではないようです。現在の研究では2億5000万年後には再び超大陸ができるのではないか?と言われているのです。



 (*1)広義には、他にも色々な意味がある。


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