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中高生のための 今から始めるプログラミング
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1 行番号とは
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十進BASIC では、ソースを見やすくするために、行番号というものを用います。行番号とは、その名の通り、行頭に振る番号のことです。例えば、
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10 input x
20 let y=2*x+1
30 print y
40 end
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のように書きます。「番号」というと、1,2,3,... と振らなければいけない気もしますが、十進BASIC では、10 飛びで振るのが一番一般的です。また、10 飛びに限らず、上から下に数字さえ増えていれば、どんな振り方でもかまいません。ですから、
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8 input x
19 let y=2*x+1
73 print y
89 end
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などでもかまわないのです。ただし、
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40 input x
50 let y=2*x+1
10 print y
10 end
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のように、途中で減ったり重複したりしてはいけません。
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2 効率の良い行番号の振り方 その1
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さて、先に十進BASIC では10飛びに振るのが一般的だと説明しましたが、これにはきちんとした理由があります。ためしに、1飛びで振ったとして、
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1 input x
2 let y=2*x+1
3 print y
4 end
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ここで1行目と2行目の間に let x=x+1 という文を追加したいとなった時に、
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1 input x
2 let x=x+1
3 let y=2*x+1
4 print y
5 end
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のように、その後の行番号を全て書き換えなければなりません。上のように短いソースの例ならまだ簡単ですが、1000行もあるソースでいちいちこれを行わなければならないとなるとゾッとしませんか?しかし、10 飛びで行番号を振れば、間に文を追加したい時は、
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10 input x
15 let x=x+1
20 let y=2*x+1
30 print y
40 end
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とするだけですみます。これが、10飛びで行番号を振るのが良い理由です。
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3 効率の良い行番号の振り方 その2
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ソースは、たいてい end で終わります。ということは、end 以降は何の文も追加しないことになりますから、end の行番号も最大にすると、一番 間に文が追加しやすくなりますね。例えば、2 桁の行番号だったら、99 が最大になりますから、
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10 input x
20 let y=2*x+1
30 print y
99 end
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とすると、間を一番空けることができますし、最後であることが明確になります。また、end だけでなく、
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10 input x
20 let y=2*x+1
30 print y
40 for i=0 to 10
50 print y+i
69 next i
99 end
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などのように、始めと終わりがあるものには色々応用ができます。(⇒for文)
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