「今、わが軍は勢いに乗っている。 竹を割(わ)る(破(やぶ)る)ようなもので、竹はすこし割ればあとは勝手に割れていくのだ。 このまま勢いに乗って攻め込めば、呉の国を占領(せんりょう)するなんて簡単だ。」
そう言って、杜預はまっしぐらに呉の首都に攻め込み、首都を攻めおとしたのじゃ。 この話から、どんどん勝ち進むことを、『破竹の勢い』というようになったのじゃ。