――知る――書物


史記(しき)

 前漢ぜんかん(紀元前206〜紀元後8)の時代の司馬遷しばせん(紀元前145?〜紀元前86?)によって書かれた。伝説時代(紀元前2000)から前漢の初期までの歴史がかかれている。
歴代帝王について書かれている「本紀ほんぎ(十二巻)」、諸侯しょこうについて書かれている「世家せいか(三十巻)」、個人の伝記が書かれている「列伝れつでん(七十巻)」などからなる作品。

戦国策(せんごくさく)

 前漢ぜんかん(紀元前206〜紀元後8)の時代の劉向りゅうきょう(紀元前77?〜紀元前6)によって書かれた。主に戦国時代(紀元前403〜紀元前221)に活躍した論客ろんきゃく(いろいろな国で話をしてまわる人)について書かれている。

列子(れっし)

 戦国時代(紀元前403〜紀元前221)の列禦寇れつぎょこう(?)によって書かれたといわれている。

韓非子(かんぴし)

 戦国時代(紀元前403〜紀元前221)の韓非かんぴ(?〜紀元前233)によって書かれた。法律で国を治める方法が書かれている。

後漢書(ごかんじょ)

 そう(420〜479)の時代の范嘩はんよう(398〜445)によって書かれた。後漢ごかん(25〜220)の時代について書かれている。

荘子(そうじ・そうし)

 春秋時代しゅんじゅうじだい(紀元前770〜紀元前403)の時代の荘周そうしゅう(紀元前368?〜?)によって書かれた。いろいろな寓話ぐうわが書かれている。

春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)

 春秋時代しゅんじゅうじだい(紀元前770〜紀元前403)の時代の書物「春秋しゅんじゅう」にいろいろな説明を追加したもの。左丘明さきゅうめいが書いたといわれる。

晋書(しんじょ)

 とう(618〜907)の時代の房玄齢ぼうげんれいなどによって編集されたもの。しん(265〜420)の国の歴史が書かれている。

論語(ろんご)

 春秋時代しゅんじゅうじだい(紀元前770〜紀元前403)の思想家である孔子こうしや、孔子の弟子の言葉が書かれている。

孟子(もうし)

 戦国時代(紀元前403〜紀元前221)の孟子もうし(?〜紀元前233)によって書かれた。人民を第一にする民本主義みんぽんしゅぎが主張されている。

唐才子伝(とうさいしでん)

 げん(1234〜1368)の辛文房しんぶんぼうによって書かれた。とう(618〜907)の時代の278人の詩人についてかかれている。

漢書(かんじょ)

 後漢ごかん(25〜220)の班固はんこ(32〜92)と妹の班昭はんしょうによって書かれた。前漢ぜんかん(紀元前206〜紀元後8)の時代の歴史がかかれている。全百二十巻。

碧巌集(へきがんしゅう)

 北宋ほくそう(960〜1127)の時代の禅宗ぜんしゅう(仏教の一派)の本。

淮南子(えなんじ)

 前漢ぜんかん(紀元前206〜紀元後8)の淮南王・劉安わいなんおう・りゅうあん(紀元前179〜紀元前195)によって書かれた。全二十一巻。

管子(かんし)

 春秋時代しゅんじゅうじだい(紀元前770〜紀元前403)の政治家である管仲かんちゅうの政治に対する考え方がかかれている。

魏書(ぎしょ)

 西晋せいしん(265〜317)の陳寿ちんじゅ(233〜297)によって書かれた。正史・三国志せいしさんごくしの中の一つ。

拾遺記(しゅういき)

 五胡十六国時代ごこじゅうろっこくじだい(317〜420)のしんの国の王嘉おうかによって書かれた。エピソード集。

荀子(じゅんし)

 戦国時代(紀元前403〜紀元前221)の荀子じゅんし(紀元前313?〜紀元前238?)によって書かれた。教育が重要であると説いた。

水衡記(すいこうき)

 構成していた書の、ほとんどが失われている。

歴代名画記(れきだいめいがき)

 画竜点睛がりょうてんせいは、歴代名画記にも書かれている。だが、歴代名画記では、飛んでゆく竜が二匹である。

宋史(そうし)

 げん(1234〜1368)の托克托たくだによって書かれた。そう(960〜1279)の国の歴史が書かれている。

楚辞(そじ)

 前漢ぜんかん(紀元前206〜紀元後8)の時代の劉向りゅうきょう(紀元前77?〜紀元前6)によって編集された。 戦国時代(紀元前403〜紀元前221)の詩人屈原くつげん(紀元前343〜紀元前277)などの詩が書かれている。

桃花源記(とうかげんき)

 東晋とうしん(317〜420)の詩人、陶潜とうせんによって書かれた。

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