百聞は一見に如かず
 ひゃくぶんはいっけんにしかず

使用頻度
意味

 人から何回も話を聞くより、直接見てしまったほうがよいことのたとえ。
「百聞」は百回聞くこと、「一見」は一回見ること、「如かず」は、及ばないということ。

例文

 万里の長城のすごさは、百聞は一見に如かず、見てみないと実感できないだろう。

解説


かんの将軍の趙充国ちょうじゅうこくが、匈奴きょうどという民族が起こした反乱を平定することになったのじゃ。
皇帝は、趙充国に質問したのじゃ。

「将軍はどうやって反乱を平定するつもりなのだ?」
「百聞は一見に如かず。すぐ現地に行って、調査をし、それから作戦を立てようと思います。」

それから1年、趙充国は見事に匈奴の反乱を鎮めたそうじゃ。

英語

 Seeing is believing.(見ることは信じることだ。)

出典

 漢書かんじょ