ここでは普通の熟語と、故事成語の熟語を比べてみようかのう。
熟語とはどんなものかを考えてみよう
熟語というのは、二字またはそれ以上の漢字で書かれる言葉のことなんじゃ。
『乗車』『美女』『風雨』『一石二鳥』などじゃ。故事成語の『矛盾』なんかもそうじゃ。
熟語にはどんな種類のものがあるかを考えてみようかのう。
@似たような意味の漢字が組み合わさったもの。(『風雨』『寒冷』など)
A反対の意味の漢字が組み合わさったもの。(『上下』『天地』など)
B上の漢字が下の漢字を修飾しているもの。(『美人』『青空』など)
C下の漢字が上の漢字の目的語になっているもの。(『乗車』『作文』など)
D上の漢字が下の漢字を否定しているもの。(『未来』『未知』など)
E熟語と熟語・漢字がくっついたもの。(『一石二鳥』などの四字熟語。『原始人』などの三字熟語。)
考えてみると、いろいろあるもんじゃのう。
それに、送り仮名をふれば、意味がわかりやすいのじゃ!
たとえば『風雨』は「風」と「雨」、『美人』は「美」しい「人」、など。
それでもだめなら上と下の言葉をひっくり返してみるのじゃ!
『乗車』は「乗」る「車」ではなくて、「車」に「乗」る、など。
熟語は送り仮名をつけたり、ひっくり返してみれば意味がわかるのじゃ!
故事成語の場合は?
熟語と故事成語の違い――結論
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