千里眼
 せんりがん

使用頻度
意味

 どんなに遠くても、また、表面に現れないことや将来のことを見とおしてしまう力のたとえ。

例文 あの人は、千里眼だ。ぼくがどんなことを考えているかあの人にはすぐわかってしまう。

解説


北魏ほくぎという国の光州こうしゅうの長官に、楊逸よういつという人がいたのじゃ。
楊逸は、部下が人民を苦しめないよう監視かんししていたのじゃ。

楊逸の部下はこう言っていたそうじゃ。
「長官(楊逸)は千里眼せんりがんだから、我々がどんなところにいても、我々のことをお見通しだろう。」

千里とははるか遠くという意味で、どんなに遠くても、また、表面に現れないことや将来のことを見とおしてしまう力のたとえを、『千里眼』いうのじゃ。

英語 Clairvoyance(強い洞察力・透視)

出典

 魏書ぎしょ