四面楚歌
 しめんそか

使用頻度
意味

 周囲がみな敵となり孤立こりつすること

例文

 わがままなA君は、みんなに嫌われ四面楚歌となってしまった。

解説


かんという国とという国が戦っていたときのことじゃ。
楚の国の大将の項羽こううという人が、漢の軍に包囲されてしまったのじゃ。
夜になると、包囲している漢の軍のあちこち四面しめんから、楚の国の歌楚歌そかが聞こえてきたのじゃ。項羽は、
「漢の軍になんと楚の国の兵が多いのだろう。
楚の国はことごとく漢の国に支配されてしまったのか。」
なげいたんじゃと。
このことから、周囲がみな敵になり孤立することを、『四面楚歌』というようになったのじゃ。

英語 Siege of enemies on all sides(すべての面で敵に包囲される)

出典

 史記しき