太公望
 たいこうぼう

使用頻度
意味

 釣りをする人のこと。また、釣り好きの人。

例文

 今日からあゆ釣りが解禁になる。あの三人組はあゆを狙っている太公望たちだろう。

解説


周(しゅう)という国に文王(ぶんおう)という王様がいたんじゃ。文王が狩をしようと思い、獲物(えもの)は何かと占うと、
「今日の獲物は竜ではない、虎でもない、人間だ」
と出たのじゃ。不思議に思って出かけると、釣りをしている呂尚(りょしょう)という人をみつけたんじゃ。
「占いで出た人はきっとこの人に違いない」
と思った文王は、呂尚を連れて帰り、周の軍師(ぐんし)としたそうじゃ。文王のお父さんの太公(たいこう)は
「聖人(せいじん)が来てから、この国は栄えるだろう」
と予言していたのじゃ。呂尚は、「太公」が「望」んだ人物というわけで太公望と名乗ることになり、周が天下を統一するうえで、大きな功績を残したのじゃ。
このことから、釣りをする人のことを、『太公望』というようになったのじゃ。

英語

 Fisherman

出典

 史記(しき)