台風ラッシュ

台風23号の凄まじい風と雨で、たくさんの人が亡くなったり、行方不明になったりした。
2004年、日本に上陸した台風はこれで10個になる。
過去30年間の年平均は2.6個だから、いつもの4倍近い頻度の来襲である。

しかも、2004年は激しい台風が多い。
最大風速が秒速33m以上になるものを「強い台風」と呼ぶが、「強い」や「非常に強い」がほとんどだった。

例年は10月になると、台風の上陸はほとんどなくなり、月平均で0.1個だ。
2004年は10月にもう2個目である。南の海には次の24号がいる。
毎週のように台風がやって来るかもしれない…

台風は南の海の水温が高いほど強くなり大きくなる。

2004年夏、米国のフロリダ州は、ハリケーンに4度おそわれた。米本土で120人以上死亡した。
カリブ海のハイチはこれらのハリケーンで2700人以上が犠牲になり、政情不安の一因になった。