台風ラッシュ(続き)
雨が少ないことで知られた北京で、02年ごろから、夏に梅雨のような雨が降るようになった。
現地の新聞や雑誌でかかれるようになった。
「12日間太陽が見られない。南方の梅雨の感じがわかった」('02)
「北京は昨日から歴史上珍しい梅雨に入った」('03)
「6月末、北京は梅雨に入った」('04)
欧州がひどい暑さに見舞われたのは、昨年。
8月の最高気温が平年で24度のパリ・オンリ空港で40度になり、フランスで熱波による死者は約1万5千人に達した。
それぞれ、周りの気圧の配置や大気の動きなどが直接の原因になっている。
だが、その背後で地球温暖化が影響しているのではないでしょうか?
石油や石炭を燃やして出る二酸化炭素の急速な増加とともに、地球の温度はこの100年間で、0.7度上がった。
国立環境研究所などの試算によれば、このまま手を打たなければ、これから100年で4度上がる。
そして日本では真夏日が増え、豪雨も増える。
温暖化は気温が高くなるだけではない。
大気の持つエネルギーが増えるので、気候の変わり具合がもっと激しくなる。
雨は1回あたりの量が増え、気温の高いところはさらに高くなる。
逆に雨の少ないところは砂漠化が一層進むと言われている。
米国の研究者も、温暖化でハリケーンの風力や降雨量が増えると発表した。