すると、入り口から声が聞こえます。
「私の他に、使者としてふさわしい者はどこにもいませんよ」
そう言ったのは若カラスでした。

シマフクロウは家に中へ入れてやりました。
シントコの蓋を叩いてリズムをとりながら、5つと半分の内容を話し始めました。
あっという間に時は流れ、話し始めて三日も経ちました。
3つ目の内容を語ってる最中、シマフクロウは若カラスをふと見ます。
若カラスは居眠りをしていました。

シマフクロウはそれを見て怒り、カラスを叩きのめしてしまいました。


誰か、私の代わりに天の神の国へ行って、私がこれから言うことを
神々に訴えてきてはくれないでしょうか?
言いたいことは、5つとあと半分だけあります。

シントコというものの蓋の上を叩いて、リズムをとりながら老いたシマフクロウは言いました。

モドル  ススム
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