さてさて。
人間の世界に飢饉が起こって、人間達はお腹がすいて死にそうにしています。
どうしてそうなったか、シマフクロウは調べました。
天の神々は、鹿と魚を人間に与えないようにと決めてしまったらしいのです。
人間達を心配した神々が、なんとか与えてくれないかとお願いしても
全く聞き入れてもらえません。

こうして、人間の世界では食べ物を得ることが出来なくなっていたのです。
シマフクロウは、これをあまりにも可哀想だと思いました。
こうした経緯から、
若いカワガラスを使者に立てて、鹿を与える神様と魚を与える神様の元へと向かわせたのでした。

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