すると、また入り口から声が聞こえます。 「私の他に、使者としてふさわしい者はどこにもおりません」 そう言ったのは山のカケスでした。 シマフクロウは家に中へ入れてやりました。 シントコの蓋を叩いてリズムをとりながら、5つと半分の内容を話し始めました。 あっという間に時は流れ、話し始めて4日も経ちました。 4つ目の内容を語ってる最中、シマフクロウは山のカケスをふと見ます。 山のカケスは居眠りをしていました。 シマフクロウはそれを見て怒り、山カケスも叩きのめしてしまいました。 誰か、私の代わりに天の神の国へ行って、私がこれから言うことを 神々に訴えてきてはくれないでしょうか? 言いたいことは、5つとあと半分だけあります。 シントコというものの蓋の上を叩いて、リズムをとりながら老いたシマフクロウは言いました。 モドル ススム |