トヌペカランラン1
トヌペカ ランラン 
この頃、水辺は長い日照りに見舞われていました。
沼貝達は、干上がって死んでしまいそうです。
「どなたか、私たちに水を飲ませてください。私たちを助けてください。」
泣き叫びながらそう言います。
すると、
女の人がひとり、浜の方から籠を背負ってやって来ます。


ススム