サリュート(4)

□サリュートについて(4)

Salyut

　サリュート4号はサリュート3号が打ち上げられたすぐ後、1974年12月に打ち上げられました。

　サリュート3号がアルマース2号という軍事利用目的であったのに対して、4号は平和的利用（科学的利用）が目的でした。大型の太陽望遠鏡やＸ線望遠鏡を搭載し、地球や宇宙の観測・人間の長期宇宙滞在実験などを行いました。

　そしてこのサリュート4号は1975年1月に打ち上げられたソユーズ17号とのドッキングに成功します。

　その後ソユーズ18A号は打ち上げに失敗しますが、後に打ち上げられたソユーズ18B号とのドッキングに成功し、有人ミッションが行われました。

　サリュート5号は1976年6月に旧ソ連、最後の軍事目的のステーション・アルマース3号として打ち上げられました。

　このサリュート5号はソユーズ21号とのドッキングに成功し、2ヶ月近くの滞在が記録されました。

　そして、ソユーズ23号とのドッキングも試みられましたが、ドッキングに失敗してしまいます。幸いにも、搭乗していた宇宙飛行士は全員無事でした。

　その後ソユーズ24号とのドッキングとも成功し、ソユーズ21号との乗組員とあわせて計4人の宇宙飛行士に利用されました。